[Books]アントン・チェーホフ「三人姉妹」

「三人姉妹」チェーホフ著、湯浅芳子訳、岩波書店。

以前図書館で借りた「三人姉妹」は英訳を日本語訳したということで、私が期待していたロシア語の原著からの直接の訳ではなかったため読み直してみました。確かに一部雰囲気の違う訳があり、こちらの本で納得しました。

「もう少ししたらわたしどもにもわかるような気がするわ、何のためにわたしどもは生きるのか、何のために苦しむのか…もしわかれば!もしわかれば!」
「どうだっていいさ!どうだっていいさ!」
「もしわかれば!もしわかれば!」

きっとこの心情で人生が終わっていくんでしょうね。もう、きっと何もわからないとは私は思いますが、それでもわかるかもしれないと思って過ごすのがいいんです。