[Books]まいにちロシア語2022年10月号

まいにちロシア語2022年10月号

入門編「繰り返しで身につける基本表現」は2021年前期(4月から9月)の再放送。ロシア語学習書としては珍しいことにアクセント記号があらかじめつけられていません。堤正典先生は意図的に「一般のロシア語の文ではアクセント記号がついておらず、それに慣れていただく必要があるため」とテキスト内で説明なさっています。

応用編「舞台の名シーンに学ぶ生きたことば」では毎月扱う題材が変わるとのことです。
10月にはアントン・チェーホフ「三人姉妹」
11月にはミハイル・ブルガーコフ「イワン・ワシーリエヴィチ」
12月にはマクシム・ゴーリキー「どん底」
1月にはアンドレイ・プラトーノフ「地方の愚か者」
2月にはナジェージダ・テッフィ「繊細な心理」
3月にはアントン・チェーホフ「桜の園」

佐藤貴之先生は「劇場はロシアで市民生活の欠かせない一部です」と説明なさっています。残念ながら私はそういったものを日本でも観ることのある育ちの良い人たちに囲まれながらも自分の両親の仕事を手伝ったり、その後は結婚、育児のためにそういった機会もなく40歳を迎えようとしています。あまりにももったいないと思い、ロシア語をこういった題材で学ぶ経験を持ちつついつか舞台芸術を観るチャンスを得られるように待つことにしています。