私はいつも「まいにちロシア語」などの番組を録音しては聴いていますが、「何の役に立つの？」とたまに言われます。面白いですね。例えばアニメやドラマ、小説、演劇、音楽といったものを何かに役立てようと思ってそればかりひっきりなしに読んだり見たり聴いたりしている人って、そんなに多くはないでしょう。それとも、私が気にしていないだけで、人の話についていこうと思ってそれらに触れている人もかなりいるのでしょうか？

確かに趣味が役に立つこともありますよね。東欧に縁のある人が周囲にたくさんいらっしゃるような場合、共通語になるのはその場で一番ユーザーの多い言語です。拙くても使えることが大きな助けになります。いまだにロシア人の旧友と連絡を取るときに中国語を使っています、彼とは台湾で知り合ったので。でもそろそろ、ロシア語だけでやり取りしたいものです。

でも役に立つからといって、自分に合わないものをずっと摂取し続けるのは非常に根気のいることです。人の趣味について、「役立つかどうか」で見ると、その人はとんでもない根気の塊に見えてしまうかもしれません。その場合は、大きなすれ違いがあるかもしれませんね。